2013年12月1日日曜日

尚美学園大学「メディア・コミュニケーション(ゲーム文化)」シラバス

尚美学園大学で、2013年度秋学期に行っている、「メディア・コミュニケーション(ゲーム文化)」のシラバス(抜粋)です。

ゲーム産業に関する説明が主ですが、ゲームやゲームプレイヤーの文化に関する説明も多めにしています。来年度、講義がもしあれば、後者の説明をさらに増やす予定。

『デジタルゲームの教科書』という本に準拠して講義を行っていますが、2010年に出版されたこの本の記述が古くなってきているので、改訂版の出版に期待しています。

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■講義の概要                                                                       
スマート端末の普及や情報通信の高速化で、コンピューターゲームは、家庭やゲームセンターだけでなく、街、学校、会社などどこでも遊べる、ポピュラーな文化になってます。プレイヤー間、制作者・ユーザー間のコミュニケーションが重要な要素であるゲームの増加や、ゲームの利活用など、新しい動きも見られます。本講義では、統計データ、画像、動画などを使いながら、「メディア」「文化」「産業」などの視点から、ゲームについて説明します。

■授業計画                                                                   
1  ガイダンス: 授業の概要の説明、評価方法など
2  ゲームの構造(1): ゲームの特徴、面白さの要因、ゲームの二重性(ルールとフィクション)
3  ゲームの構造(2): ゲームのメカニクス、ジャンル、メディア
4  ゲームの流通: ゲーム制作から販売までの流れ
5  ゲームの制作: ゲーム制作の流れ
6  家庭用ゲーム: 市場規模、歴史、現状と課題
7  アーケードゲーム
8  ネットワークゲーム
9  自主制作ゲーム
10 モバイルゲーム
11 PCゲーム
12 ゲームのお仕事(1): ゲーム制作に関する職業とその採用
13 ゲームのお仕事(2): ゲーム制作者の生活とキャリア
14 ゲームの利活用: ゲーム利活用の歴史、eスポーツ、ゲーム実況
15 ゲームの未来: 講義のまとめ。「コミュニケーション」という観点から見たゲームの未来

■参考図書
デジタルゲームの教科書制作委員会,『デジタルゲームの教科書――知っておくべきゲーム業界最新トレンド』(ソフトバンククリエイティブ,2010年,2499円)
NHK取材班,『NHKスペシャル 世界ゲーム革命』(NHK出版,2011年,1470円)

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