今年、東北学院大学で指導した卒業論文のタイトルは、下記の通りでした。
1) 「ニコニコ動画におけるゲーム実況の推移」
2) 「eスポーツ競技のプレイスキルにおけるイメージトレーニングの効果の研究―『ウイニングイレブン2020』を用いて―」
3) 「ファンコミュニティの実態-ポルノグラフィティのファンより-」
4) 「YouTubeと若者のテレビ離れとの関係性について」
5) 「ゲームBGMが人に与える影響—グランブルーファンタジーにおいて—」
1)は資料分析、2)は実験、3)4)はインタビュー、5)は質問紙とテキストマイニングに基づいた研究でした。どれもデータをしっかり集め、分析した良い論文でした(1)は10,379件の動画を、2)~5)はそれぞれ20~30名を対象とした研究でした)。今後、これらの卒業論文が、後輩が参考にできるお手本になっていくことと思います。
また、私自身も、発表を聞いたり指導したりする過程で多くのことを学びました。3年次から、『デジタルゲーム研究入門』などを使って、データ収集・分析の複数の方法を教えたところ、各学生が自分のやりたいテーマ・方法を自由に選んで研究し始めたため、指導が大変でしたが、良い勉強になりました。
卒業するゼミの皆が、大学で身につけた社会科学の概念や方法、ICTスキルを活かして、善い人生を過ごしていってくれることを祈っております。また、無理せず、楽しく生きていってもらいたいです。
なお、新3・4年生のゼミも4月から始まります。4年生は、動画サイトの視聴者やゲームプレイヤーの調査研究を計画しています。良い研究になるよう、また指導していけましたらと思います。
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